実現したい目的別
おすすめの施工管理システム
工程・図面・写真・原価。現場の管理業務をまとめて効率化できる施工管理システムは、100種類以上あります(2026年9月調査時点)。それらのなかから自社に合った製品を選ぶには、重視する目的から絞り込むのが近道です。 このメディアでは、目的別におすすめの製品を紹介します。
工程・図面・写真・原価。現場の管理業務をまとめて効率化できる施工管理システムは、100種類以上あります(2026年9月調査時点)。それらのなかから自社に合った製品を選ぶには、重視する目的から絞り込むのが近道です。 このメディアでは、目的別におすすめの製品を紹介します。

施工管理(工事管理)とは、進捗の管理、帳票の作成、報告業務や図面の用意、写真撮影など、実際に現場で行う様々な業務を効率化することができるシステム。図面や帳票といった情報の一元管理が可能な他、ペーパーレス化の推進やコミュニケーションの円滑化なども期待できます。

施工管理システムは、建設業の様々な業務をサポートする便利なツールです。さまざまな種類がある施工管理システムの中から選ぶポイントとして、操作性が簡単かどうかや、業務の効率化を果たすことができる機能があるか、などが挙げられます。他の注目点についても紹介しています。

施工管理システムの導入を検討する上で気になるのは、施工管理システムのメリット・デメリット。施工管理システムは便利なツールですが、選び方によっては無駄なツールや出費になってしまうこともあります。施工管理システムを導入することで、会社にとって無駄なシステムとならないよう、メリット・デメリットを踏まえて検討しましょう。



現場では、タブレットに搭載されている「電子黒板機能」を使って工事写真を撮影し、写真台帳作成までも可能。工事写真のための黒板やデジカメも今後は持って行く必要はありません。
指示や調整がスムーズにいかないという点についても、タブレット上で図面を見ながら指示できるようになるため、コミュニケーションコストは大きく削減されるでしょう。
残業の根源ともいえる、現場作業後の報告書作成については、 日中の作業の中で撮影した写真や、計測したデータをそのまま使って検査記録表や日報などの各種テンプレートを使って作成すれば、もう現場作業の後に事務所に戻る必要はありません。
2024年4月から対応が求められる、時間外労働への上限規制。
業務を効率化し残業を減らしていくためには、何らかの技術を駆使し、従来のやり方を変えていかなければなりません。そこで地方/地場建設業のDX化の第一歩としても「施工管理(工事管理)システム」は注目されています。
現場での残業時間を大きく削減する余地がある「帳票作成」や「工事写真」などの効率化をはじめ、安全管理、人材の定着といった幅広い観点で導入メリットを感じられるでしょう。
代理店やメーカーから届いた見積書は、AIが読み取って自社の見積データへ自動反映。建材データベース「建材サーチ」と連携しているため、製品名や単価を検索してそのまま見積書へ引用することもできます。見積書に加え、発注書・請求書・契約書も顧客情報と連動して作成可能。転記作業が減り、現地調査を終えたその場で概算を提示できるため、提案スピードが問われる相見積の場面で大きな強みになります。
建材サーチのデータベースから取扱い建材のカタログや施工例集を作成でき、マテリアルボードで提案資料にまとめることもできます。AIパース作成機能もあり、打ち合わせの場で仕上がりを見せることが可能。作成した資料は施主のスマホへデジタルカタログとして共有でき、施主がお気に入り登録した情報から好みの傾向もつかめます。仕様決めの手戻りが減り、1回の打ち合わせで決められることが増えるため、少人数の体制でも仕様をスムーズに固めやすくなります。
新築からリフォーム、エクステリアまで手がける有限会社下園建窓では、見積作成や情報共有が属人化していました。スタッフ15名を抱える同社が危機感を覚えたのは、社員が入院した際に引き継ぎができず、過去の履歴が誰にもわからなかったこと。そんなとき、展示会でアーキLinkに出会い、導入を決めました。
社内で最も評価されているのがAI読み取り機能で、見積作成にかかる時間は従来の半分にまで短縮。同じ時間で対応できる案件数が増え、経営面でも成果が出ています。若手が自ら過去案件の履歴を見て動くようになり、ミスや異常を早期に検知できる体制も整いました。
造園・エクステリア工事を手がける株式会社グリーンライフでは、提案資料をつくるたびにWebから画像をコピーする作業が発生し、見積もエクセルで計算ミスが起きていました。案件ごとの情報も分散しており、対応のスピードが上がらないことが課題でした。
アーキLink導入後は、見積作成の効率が大きく改善。計算ミスがなくなり、作業時間もかなり削減されました。マテリアルボードを使えば手間なくきれいな提案資料を用意でき、受け取った場で施主から「そこまでしてくれるの?」と驚かれることもあるといいます。提案のスピードが上がった結果、こなせる案件数そのものが増えました。
料金は企業ごとの個別見積です。打ち合わせで具体的な使用感のわかるデモと共に、金額等も案内しています。
| 社名 | 株式会社Archi Village |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区芝公園3-1-22 JMAビル6F |
| 電話番号 | 03-6450-1124 |
| 公式HP | https://lp.archi-link.jp/ |
案件ごとに関係者全員が入るチャットルームが立ち上がり、電話やFAX、個別メールに分かれていた連絡を一本化できます。図面はクラウド上で共有され、書き込みや工事写真も図面上にひも付けて管理。写真は撮影箇所を可視化できるため、撮り忘れも防げます。利用社数は27.9万社、ユーザー数は81.8万人と、建設業マネジメントクラウド市場で高いシェアを誇り(※)、共通基盤としての導入実績が豊富で信頼性が高いシステムです。
(※)参照元:ANDPAD公式(https://andpad.jp/)2026年9月調査時点。シェアはデロイト トーマツ ミック経済研究所『建設業マネジメントクラウドサービス市場の動向とベンダシェア(ミックITリポート2025年12月号)』による
現場カレンダーで協力会社や職人の予定を一覧化でき、空き状況を確認しながら手配を進められます。関係者全員へ工事の日程や手配内容を一度に共有できるため、メールやFAXで個別に連絡する手間も不要。発注から請求までの受発注業務はペーパーレスで処理でき、電子帳簿保存法にも対応しています。手配も発注もANDPAD上でまとめて進められるので、担当者が事務所に戻ってから連絡作業に追われる状況も減らせます。
オフィスビルや病院、学校の内装工事を手がける新日本建工株式会社では、現場にかかわるすべての情報が番頭と呼ばれる現場責任者に集約されていました。週に40程度の現場が同時に稼働し、日々発生する工事変更のたびに30人規模の職人配置を調整。元請け監督から職長、材料メーカーまですべての窓口を担うため、各方面への電話連絡や現場訪問に追われ、本来の営業活動に時間を割けない状態が続いていました。
そこで自社の課題に合わせてカスタマイズできる点を評価し、ANDPADを導入。材料の発注は職人とチャット上で写真や文書を使って確認できるようになり、1日の電話連絡回数は10回から2回程度まで削減されました。出来形の報告も画像や文書で閲覧できるため、現場への訪問回数も大幅に減少。情報が一元管理され、事務との分業も進んでいます。
ビルやマンションの設備メンテナンス・設備工事を手がける株式会社メンテック・エージェンシーでは、約20社の協力会社へ年間2,000〜3,000件を発注していました。従来使っていた工事管理ソフトは協力会社に内容を公開できず、日程の打診や工事情報の共有は担当者が個別に連絡。専門分野ごとに職人を手配するため一件ごとに全員へ依頼書を送る必要があり、連絡手段も相手によってメールやFAXに分かれていました。
ANDPADボード導入後は、カレンダーで協力会社の空きが一目でわかり、電話での確認が不要になりました。関係者全員へ一度に工事情報を共有できるうえ、入力作業を事務と分業できたことで、手配業務にかけていた時間は3分の1程度まで減少しています。
料金は初期費用、月額費用、オプション費用の3つで構成され、企業ごとの個別見積です。アカウント数による機能制限はありません。無料の個別デモ会で、自社に必要な製品と費用を確認できます。
| 社名 | 株式会社アンドパッド |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー37F |
| 電話番号 | 03-6831-4551 |
| 公式HP | https://andpad.jp/ |
職人がスマホから作業日報を入力すると、その内容が案件ごとの出面として集計されます。日報提出のために事務所に戻る必要がなく、直行直帰の運用も可能。集計された人工はそのまま労務費に反映され、実行予算・原価管理と連動するため、案件ごとの粗利をリアルタイムに確認できます。出面表をExcelで作り直したり、日報から人工を拾い直して集計したりといった月末の事務作業も減らせます。
初期費用は0円で、月額9,800円(税抜)から20アカウントまで使え、機能制限もありません。導入時は専任のサポート担当がつき、何度打ち合わせをしてもサポート費は永年無料。パソコンやスマホに慣れない人でも使いやすいよう、直感的な操作性を重視した設計です。2か月の無料トライアルがあり、期間が終わっても自動で課金されることはないため、日報の入力が現場に定着するかを確かめてから、有料プランへ進むか判断できます。
各種設備工事を手がけるテクノ電業株式会社では、案件管理も経理処理もExcelで行っていました。従業員が3名から15名に増えると全体を見渡せなくなり、現場対応で材料を頼みすぎて予算を超えることも日常茶飯事。利益が出ているのかもわからない状態でした。
導入後は契約・請求・原価明細を同じ案件のなかで管理でき、事務担当の実感で約30%の工数を削減。追加工事が発生しても同一案件で扱えるため、請求漏れも防げています。請求担当者が急病で休んだ月末も、情報がサクミルに集まっていたおかげで別の担当者が発行を代行できました。決算時の手戻り作業もなくなっています。
給排水ポンプ工事を手がける東立工業株式会社では、開発会社に委託してFileMakerを基盤とした自社システムを構築していました。しかし、管理できるのは案件と工程表のみ。メンテナンス料とサーバー代が月6万円まで膨らんでいました。
サクミルは初期費用がかからず月額も安いことを知り、まずは1〜2か月ほど既存システムと並行して運用。二重入力の手間はあったものの、実際に使って十分に運用できると判断してから完全に移行しました。今では見積書や請求書、図面、現場写真まで案件に紐づけて管理でき、紙やExcelに分散していた情報を一元化できています。
初期費用は0円で、月額9,800円(税抜)から20アカウントまで利用可能。21アカウント目以降は1アカウントにつき月額1,000円(税抜)です。プランによる機能制限はなく、全機能を利用できます。サポート費用は永年無料。2か月間の無料トライアルがあり、期間終了後に自動で課金されることはありません。
| 社名 | 株式会社プレックス |
|---|---|
| 所在地 | 東京都中央区日本橋本石町3-2-4 共同ビル日銀前6F |
| 電話番号 | 03-6682-1381 |
| 公式HP | https://sakumiru.jp/ |
アーキLinkは建材データを備えた施工管理システムであり、届いた見積書をAIで読み取れるのが特徴です。手入力をせずに数量や単価をそろえられるため、見積や提案のスピードを上げたい方におすすめといえます。マテリアルボードで提案資料もすぐ作れるので、商談の場で施主に見せられるでしょう。
iDempiereはオープンソースで開発されているERPであり、無料で利用できるのが特徴です。無料にもかかわらず豊富な機能を備えており、導入・運用の費用をできるだけ安く抑えたい方におすすめといえます。ユーザーコミュニティーが充実しているので使い方のノウハウを簡単に得られるでしょう。
見やすさや使いやすさにもこだわりを持って生まれたシステムで、業務効率化や施工管理(工事管理)システムに興味はあるものの、使いこなせるのか不安という会社におすすめです。業務を円滑、かつ効率よく進めるための様々な機能や、それらの機能を使いこなすための豊富なサポートも用意されています。
調査概要|調査名:中小建設業の工事管理システム導入実態調査 2026年版
調査主体:Zenken株式会社
調査手法:インターネット調査
調査対象:従業員1〜300名の建設業(新築住宅・リフォーム・外構造園・設備・内装)で管理業務に関与し、工事管理システムを導入済みの方
有効回答数:250
調査期間:2026年9月
最も多かったのは「工程表・スケジュール管理」で36.4%、次いで「写真・図面の管理・共有」が30.0%でした。続いて「請求書の作成・入金管理」27.2%、「原価・粗利の管理」26.8%、「見積書の作成」26.4%となっています。
注目したいのは、最も多い機能でも36.4%と、3社に1社程度にとどまっている点です。どの企業も共通して求める機能があるわけではなく、会社によって必要なものが異なることが分かります。
求められた機能を見ていくと、「工程表・スケジュール管理」をはじめ、「見積書の作成」のように見積・提案のスピードに関わるもの、「写真・図面の管理・共有」や「協力会社との情報共有」のように多現場・協力会社の管理に関わるもの、「日報・作業報告の登録」や「出面・勤怠の集計」のように人工や出面の事務作業に関わるものなど、重視するポイントは企業によって分かれています。自社がどの課題を優先したいのかによって、選ぶべきシステムは変わってくると言えそうです。
最も多かったのは「事務・転記作業が減った」で21.6%でした。以下、「現場と事務の情報共有がスムーズになった」19.6%、「案件別の原価・粗利が見えるようになった」18.8%と続き、回答は1〜2割に分散しています。
さらに、「特に効果を感じていない」と答えた企業について、Q1の回答と照らし合わせてみました。
選定時に必要な機能を挙げられなかった企業では、32社中31社が「効果を感じていない」と答え、その割合は実に96.9%にのぼりました。一方、必要な機能を挙げていた企業では、効果を感じていない割合はわずか5.0%にとどまっています。
必要な機能を挙げられるということは、自社が何を解決したいのかが明確になっているということです。導入前に目的を決めていたかどうかが、効果の実感を分ける要因になっている可能性がうかがえます。
「自社の業種・業務の進め方に合うこと」と「操作がシンプルで使いやすいこと」が、ともに21.6%で同率1位でした。一方、「費用の安さ」は18.4%で6位にとどまっています。
導入企業が比較で重視していたのは、価格よりもまず「自社の業務に合っているか」「現場が使いこなせるか」でした。費用はその次に検討する、というのが導入企業の優先順位だったことが見えてきます。
なお、比較時に重視した点を「わからない」と答えた企業も16.0%ありました。比較の軸を持たないまま検討に入っている企業が、一定数存在していることが分かります。「何を軸に比較すればいいか分からない」という方は、目的別におすすめの工事管理システムを紹介していますので参考にしてください。
今回の調査から見えたのは、どの会社にも共通する「正解の製品」は存在しないということです。必要とされた機能は、最も多いものでも36.4%にとどまりました。比較時に重視された点も、1位は「自社の業種・業務の進め方に合うこと」でした。
また、必要な機能を挙げられなかった企業の96.9%が導入効果を感じていなかったのに対し、必要な機能を挙げていた企業では5.0%にとどまりました。
工事管理システム選びは、まず自社が解決したい課題、つまり導入の目的を決めることから始まります。そのうえで目的に合った製品へ絞り込んでいくのが、遠回りになりにくい進め方と言えるでしょう。

施工管理システムには、工程管理機能が搭載されています。工程管理機能を活用することで、使用する機械や資材・労働力などの、施工に関わるさまざまな要素を効率的に運用することができます。また、スケジュール管理の面でも活用することができ、効率的な工事の運用が可能です。更に、工程管理により余裕を持った工事を実現できるので、高品質の状態で工事を完了できるなど、生産性の向上にも繋がるでしょう。

原価管理機能では、無駄なコストの削減や利益の確保を目的として、商品やサービスを提供するための必要な原価を計算します。赤字・黒字のボーダーラインを示す「損益分岐点」の把握が可能になり、原価に応じた利益額を見込むことができます。原価管理は一つひとつ細かく計算して管理していましたが、施工管理システムを使用することで計算や入力作業を簡略化することが可能です。

建設業では、長年人手・人材不足が問題となっています。長時間労働など労働環境が厳しいことや建設業へのイメージが悪いことから、人手・人材不足を引き起こしていると言えるでしょう。人手・人材不足は、一人あたりの業務量が増えることから、長時間労働の原因になります。人手・人材不足は職人の高齢化に伴って更に加速すると予想され、今後増加予定の建築需要を圧迫してしまうかもしれません。まずは、労働環境を整えることで人手・人材不足を解消していきましょう。

建設業の課題として挙げられる、長時間労働。建設業では一人あたりの業務量が多く、人手不足も相まって業務時間外労働が多くなっているというのが現状です。長時間労働により、入社を敬遠する人が多いことや離職者が多いことから人材不足がどんどん加速するとされています。増加する建設需要とは反対に供給が足りなくなるといった悪循環が起こり得るかもしれません。長時間労働の問題を解消するためには、業務の効率化を図ることが得策だと言えます。

建設業ではびこっている、どんぶり勘定。このような不明瞭会計は、後々会社の経営基盤をぐらつかせてしまうかもしれません。面倒な書類の管理やお金の管理などを簡略化させるためには、施工管理システムが適しています。導入することで、原価管理や実行予算などの経理管理が楽になり、二重払いや未払金を防ぐことにも繋がるでしょう。

図面や各種帳票など、建設現場にはまだまだ紙の資料が多く使われています。実際に現場に向かう中でも大量の図面を持ち運ぶことに苦労していたり、目当ての図面をどこに保管していたかがわからなくなるケースもあるでしょう。ここでは、そんな紙の使用を減らし、業務効率化やコスト削減を実現する方法を解説しています。